工場について 作業工程 作業工程 / Working-Process 優れた工程管理が製品の品質を決定します。 当社では、溶融亜鉛めっき業界で、中堅クラスのめっき槽ながらも先進の生産ラインで、生産能力は2,000t/月、顧客の声に信頼でお応えしています。 さらに、荷降ろし・積み込みの迅速性を図るなど、積極的に効率化を進めています。 作業工程 ①脱脂 ②酸洗 ③フラックス処理 ④めっき ⑤試験・検査 ⑥仕上げ ①脱脂 鋼材には、一時的な防錆として油や塗料が使われます。 それらは、次の酸洗工程の妨げになるため、60~70℃に加温した苛性ソーダ水溶液に浸漬して油脂類を除去します。 ②酸洗 鉄のさびやスケールは、鉄と亜鉛の合金反応を障害となるため、薄い塩酸水溶液に浸漬して除去します。 酸洗オーバーを防ぐため、酸洗抑制剤を添加しておきます。 ③フラックス処理 酸洗後の防錆と鉄と亜鉛の合金反応を促進させるため、加熱した塩化亜鉛アンモニウム水溶液(フラックス)に浸漬して、素材表面にフラックス皮膜を形成させ、乾燥させます。 ④めっき めっき素材を溶融した亜鉛浴(亜鉛の融点は約420℃、溶融亜鉛浴は約450℃)に浸漬してめっき被膜を形成させます。 鋼材の性質や形状寸法によって最適のめっき条件を選択し、めっき加工を行います。 ⑤試験・検査 製品は、JISに規定されている外観検査・膜厚検査によって品質の保証をしています。 ⑥仕上げ 外観品質基準に沿っためっき表面の仕上げを行います。